HPF2021

HPF2021(大阪府高校演劇祭)の観劇レポートのブログです。

豊島高校観劇ブログ2(精華高校)

HPF 豊島高等学校 感想

豊島高等学校さんの「6人のサンタX」

を観劇しました。

精華高校演劇部の小林です。

客入れからクリスマスソングが流れていて

白を基調とした舞台装置が冬を演出していて

8月でも気分はすっかりクリスマスでした。

台本を作り上げていく中で展開されていく、サンタ達のドタバタや、新人サンタの頑張る姿。時を跨いで届けられるプレゼントがもたらす家族愛など、本当に笑いあり、涙ありのとても素敵な舞台でした。後ろには白のレースのようなものが吊られていて、そこに反射した照明の色や音響の音楽により、背景や雰囲気がどんどん変化していくそういった演出にも心踊らされました。役者のみなさんの演技がとても上手くて学年に関わらず、一体感がすごかったです。サンタ達、一人一人の個性もとても面白かったです。後ろの白い幕にイルミネーションが付いてクリスマスのように光った時は「あっ」と驚きました。

生徒さんが書いたとは思えないほど、物語に厚みがあり、驚きました。僕は特にオッサンサンタが面白くて好きです。

豊島高等学校さん、たくさんの感動と笑いを

ありがとうございました。

豊島高校観劇ブログ(精華高校)

HPF 観劇blog

豊島高校演劇部の公演を見て

まず、入った瞬間から世界観が、すごくて、最初後ろのカーテンが、何かわからなかったけど、話が進んでいくにつれて、後ろのカーテンがクリスマスツリーということに気づいた時は、正直驚きました。クリスマスツリーを3枚の布で表現するという発想はすごいと感じました。

劇場に入った瞬間から、クリスマスの雰囲気が、漂っていて、「今日って、クリスマスやっけ?」と感じさせるような、世界観ができていて、ついつい見とれてしまうような感じでした。

パンフレットが、全て手書きで作られていて、ついついページをめくってしまうような素晴らしいパンフレットでした。色も2種類あることに、びっくりしました。

1年生とか2年生とか3年生とか自分には、分からないぐらい皆さん演技がすごく上手くて、世界観にどんどん引っ張って行くような、素晴らしい演技でした。

人数が多いからこそできることを沢山されていて、とても素晴らしかったです。

見ていて、自分たちにも、部員が、たくさん欲しいなと感じました。

また、後ろのカーテンが、曲や、雰囲気によって、変わっていく姿が、とても、良かったです。

曲と踊りがミックスしていたり、雰囲気によって、曲が変わったりするところで、とても感動しました。雰囲気に合わせた曲ばかりで、たくさんの曲が使われていて、世界観を壊さないように後ろで小さく流れていたりするところが、とても感動しました。

舞台の使い方が、とても考えられていて、誰かが動いたら、被らないように動いたりしている所が、凄かったです。

感情によって、間のとり方が違ったり、その役の性格によって、間のとり方が違ったりしていて感情が分かりやすかったです。

思春期の女の子のことを取り上げたこのお話は、親のありがたみとか、親の大切さを改めて感じることが出来るお話でした。

場面が、変わる時、飽きないようにちょっとした工夫をしていたところをみて、私達も頑張らないといけないなと感じました。

小道具も、たくさん使っていて、場面にあった照明を使ったり、場面にあったものを使っていて、すごくその場面が分かりやすくなっていました。小道具をなおす時も、すごくスムーズで素晴らしいなと感じました。

「これって、ほんまに高校生が書いた?」って、思うぐらい素敵なお話でした。

泣く人がいらっしゃるほど、素晴らしいお芝居を見させていただきました。見ている人を自分たちの世界観につれていき、たくさんの人を感動させることが出来る豊島高校演劇部の上演はとても素晴らしかったです。コロナ禍で大変な中ですが、これからも、豊島高校演劇部の活躍を応援しています。素敵な舞台をありがとうございました。

精華高等学校 1年生 慈幸友香

東海大学付属大阪仰星高等学校「今日もいい日だ!」の観劇ブログ

役者の方々が、個性豊かに楽しそうに役を演じられているのが伝わりました。想像を裏切る意外な展開が次々と待ち受けていて、ドキドキの連続のあっという間の75分間でした。
新型コロナウイルスの怖さ(現在)、国家権力による国民支配の恐怖(未来)、それと過去の学生運動とがリンクするように描かれていました。大切な仲間を失ったことを描くシーンでは迫真の演劇で、思わず心が痛くなりました。難しい作品を丁寧に演じられているのがとても伝わりました。
タイムスリップしてきた男役の方が装置の後ろから引きずられていきなり登場したシーンはシリアスなシーンなのに思わず笑ってしまいました。学生運動に参加していたその男性と、女子高校生役の方とが一緒に戦争反対!と訴えている場面はとても印象的でした。
劇中の要所要所にダンスシーンが織り込まれていました。4人の女子高生たち一人一人の心情がセリフを使わずに歌とダンスに乗せて表現されていていました。ダンスのキレや動きが揃っており圧倒されまし。よく知っている曲で、思わず私たちも思わず舞台に上がって一緒に踊りたくなる衝動に襲われました。閉じ込められる不安やコロナウィルスで大切な仲間を失った悲しみ、国軍に支配される恐怖など、これほどの困難な状況に対した時に高校生である私たちが何ができるのか深く考えさせられました。そんな状況を切り開く「今日もいい日だ!」のシュプレヒコール、そしてダンスシーンが心に刺さりました。
照明では、タイムスリップしてきた男性が実は亡くなられていた事がわかったり、ラストの女子高生たちの悲惨な最期(未来)を暗示するような赤い光のベール、そしてブルーの光の中で際立つオルゴールへのサスなど、照明がセリフ以上に雄弁にその状況を伝えていて、本当に勉強になりました。スモークと照明がマッチしており綺麗で神秘的なものに感じました。ロウソクを使用した場面や最後の場面でバックパーの効果を使い、ミカ役の方とアン役の方がはける所でシルエットになっている場面、そして1番初めのバックパーのブルーとレッドの光が交差されている場面が印象に残りました。
音響では、銃声音が劇場に鳴り響くような迫力と、馴染みのある音楽を使用されている事により「アイドル隊」のパフォーマンスがより印象深く残りました。選曲でRequiem(サンクトゥス)を使用されているのが場の雰囲気にあっていて、とても惹き込まれました。現代のPOPミュージックと対比されるように流れるBeatles、今も昔も若者を惹きつける音楽の力、その音楽に刻まれたさまざま想いを感じたときに、改めて音楽の偉大さに気付かされました。
日常の大切さ、友人の大切さ、自分のちょっとした行動で大切な命を奪ってしまうかもしれないという怖さを気付くことのできる作品で、困難な状況においても高校生と先生方とスタッフの方々で乗り越えた2021年度のHPFのラストを飾るのにふさわしいものだったと思います。本当にありがとうございました。

大谷高校 2年 岡 花奈美
大谷高校 1年 中川 由菜

金蘭会高校「半神」7月30日18時の回を観劇して

今回金蘭会高校の「半神」を観劇させて頂き、とても楽しませていただきました。暗転での台詞回しから始まりその最初のシーンからとても惹き込まれ、体が繋がってしまっている双子の姉妹や数々の怪物達、どのキャラクターも個性が立っていてとても素敵で螺旋方程式の1/2+1/2=2/4という式がどう使われるのか、双子の姉妹がどうなっていくのか、6つ目の「はて」とは何なのか、少しも気が抜けない長いようで短い110分でした。

特に役者達の演技力に凄く驚きました。アリスの子供どころか幼児であるかのように見せられたり、シュラの疲れきった、いや、妹に嫌気がさしたような、それでいて妹を世話する仕草など、動き一つ一つに魅せられ。

他にも怪物たちのそれぞれの性格がはっきりと分かれていたり、しかし叔母達になると同じ役者とは思えない程しっかりと切り替える。

家庭教師と低血圧のおじいちゃんが同一人物という事には最後まで気付けませんでしたが、振り返ってみれば、二人の演技の所々に伏線があったのでは?と思ったり...

そしてその影にとてもレベルの高い音響や照明

音響は当然のように役の邪魔にならないように自然と流れてきて、照明も役者の気持ちをとても際立たせていて裏方をしている身として、開いた口が塞がりませんでした。

個人的に神話の話や次元の話が好きなので、そういう面でもとても楽しませて頂きました!

とても面白く、楽しく、考えさせられる魅力いっぱいの劇をありがとうございました!
 
 3年 野間渉太




初めはストーリーが見えず意味が分からいことが多かったです。しかし、だんだんとその伏線を回収していき、1個ずつ謎が解けていく。すごく綺麗な展開や繋ぎでした。流石は金蘭会高校さんだなと思いました。


薄明かりでのスタートで声だけの演技。すごく印象的でした。声だけなのに迫力がすごく一気に「半神」の世界観に惹き込まれました。

話は結合双生児を中心に展開されていきました。醜いがとても頭は良いシュラと可愛らしい容姿だが赤ちゃんで知能は止まっているマリア。対極に位置するような双子。シュラはマリアでマリアはシュラ、2人で1人の言わばニコイチである。2人で1人なのに孤独ではなくて、シュラの「孤独がほしいひとりになりたい」という気持ちにはすごく考えさせられるものがありました。そんなシュラはマリアの事が嫌いなのかと思っていましたが、お風呂場の外で一緒に座り待っていた姿などを見て仲が良いところも見れて癒されました。


« 1/2+1/2=2/4 »
初めは何を意味するのか全く分かりませんでした。低血圧のおじいちゃんがボケているだけだとそうずっと思っていました。この式はただの計算間違いで話が進む中でそれほど重要ではないのかと思っていましたが何回も出てくるから絶対大事なのだと分かりました。でも終盤まで意味が分からなかったです。そう魅せるのがすごく上手いなと思いました。ボケなどでしっかりと印象付け、最後に双子の頭と足で2/4だと、これが意味していたのはシュラとマリアなのだと最後まで気づかせない演技力。本当に凄いしか言葉が出てきません。

そして、これを意味するのはどちらかしか生きれないということ。9歳11ヶ月のシュラとマリアは一緒に10歳を迎えることが出来ないことを知り、頭も足も2人ともちゃんとあるのになぜか、心臓がひとつしかないから。分離手術で1人しか生き残ることが出来ない。なんて残酷なんだろうと思いました。

話の時々でバケモノと人間の世界を行ったり来たりしているという情景を分かりやすく表現されてました。そこでのダンスは足音や動きがバシッと揃っており、手先まで美しくてすごく魅入ってしまいます。


終盤。分離手術が終わり、生き残ったのはどっちなのかと。手術前はシュラが生き残ると完全に思っていたので、マリアの姿が飛び出してきた時はすごくびっくりしました。

序盤から1番大変なのはセリフがほぼないマリア役をしていた子だなと個人的に思いました。しかし、子供の特徴をとてもよく捉えており、仕草や行動だけで魅せ、本当に9歳だと感じさせられました。いい意味で高校生には全く見えなかったです!(笑)



そして、音響照明もこの世界観を完璧に作り上げていました。

照明のQは考えるだけで頭が痛くなりそうなくらいの量だなと思いました。しかし、タイミングも色使いもすべてに置いて完璧で、いつ変化したか分からないくらい自然でした。本当に凄すぎます!!

音響は、本当にいつ音入ってた!?って思わされるくらいタイミングが自然すぎて何回もびっくりしました。これが本当の役者の感情をMで表すということなのかなとすごく学ばさせて頂きました。わざとSEを使わずお風呂場の扉の音や部屋の扉の音を役者が言っていたのが面白くてとても好きです。


私は金蘭会高校さんの劇を見させて頂いたのは今回が3回目でした。毎回学ばせて頂けることがいっぱいです。

金蘭会高校のみなさん、お疲れ様でした。素敵な劇をありがとうございました! 


 3年 遠木鈴華

大阪産業大学附属高等学校HPF公演「花曇り」の観劇ブログ

幕開けから役者の動きがとてもアクロバティックで、お客さんを楽しませる工夫がふんだんに盛り込まれており、あっという間の1時間でした。
アレクサが急に擬人化されて舞台に登場したり、途中でお客さんを巻き込んで一発芸の披露合戦が始まったり、小道具を自然に出はけの中で移動させたりとなかなか思いつかない工夫をされていて、驚きとともに新たな発見ができました。
また、ゲネも観劇させていただきましたが、本番とゲネで少しずつ一発芸などが変わっていてとても面白く、どちらも新鮮に楽しむことができました。
音響ではメッセージを送信する際の音が役者の方とぴったり息が合っていて、他の所も音響が欲しいところできちんと流れてくるので、見ていてとても気持ちが良かったです。最後の送信の音の「ヌー」のくだりが面白かったです。
照明はダンスの際はとてもカラフルで楽しさを演出しており、劇中の他の部分でもシンプルですが芝居をしっかりとサポートしていて、とても綺麗な舞台を作りあげていると感動しました。
ダンスの際の役者の方がとても楽しそうで、私たちも客席から飛び入り参加したい気分になりました。
独特の世界観とユーモアで見る人の心を掴んで離さない素敵な作品でした。
とても面白く、最高の作品をありがとうございました。
大谷高校2年東こはく
大谷高校1年清水沙羅羽

金蘭会高校「半神」を観劇して(長尾)

今回の作品はとても考えさせられました。

結合双生児と言う2人で1つと言う人間…

その中で醜いが頭の良いシュラととても可愛いが頭が悪いマリアの物語

1/2+1/2=2/4という算数の問題これはただの計算間違いだと、低血圧のおじいちゃんがボケてるだけだと。ただそれだけを表すものだと思っていたのだが、後々分かる。それは2人を表しているということ。

これを気づいた時は、雷に打たれる程の衝撃を受けました。

それを気付かせない。演技力。物語の運び方。

ほんとに言葉にならない程の驚きでした。

これは、結局選ばれるのはどちらか一方という事。彼女たちは9歳と11カ月。 このままでは体の負担が大きくなり、10歳を迎えることができない。救う方法はただひとつ、 分離手術を行うこと。それも、マリアかシュラ、 生き残るのはどちらかひとり、心臓はたったひとつしかないから。そんな中、シュラは可愛い妹を疎みシュラは孤独を知らないからと孤独を欲しいと思うようになる。

ここで僕が驚いたのは2人の演技力だ。

まず、マリアは終始子供のような表情作り。そして、動き。これは本当に凄くて!

セリフの無い間など、子供のように何かに好奇心を持ち触りに行こうとし、動く。そんな動きが高校生にできるものかと僕は思いました。

でも、彼女はやってのけました。

動き方は本当に洗練されており、指先から足まで全部で表現していました。。

そして、シュラはだんだんと頭が良くなって行く様な工程が見て分かるほど、僕達を魅せてくれていました。

そして、頭が良くなってしまったから出てくる「なんで私は孤独になれないんだろう」

と言う疑問。それを全力で私たちにぶつけてくれる彼女の演技に僕はもうこの世界に引きずり込まれてしまっていました。

2人で座っているシーンでは、姉が妹の面倒を見ていて、見ていてほっこりしたし。

あ、仲良いんだなってわかりました。

そこで出てくる先生は実は低血圧のおじいちゃんと同一人物で、それは最初全然気づかなかったが、よくよく考えてみれば。2人の発声の仕方など似ていてそこまでこだわっているのかなって思った。

2人の演技は、ほんとにレベル高かったです。

低血圧のおじいちゃんの方は、表情と動き方。おじいちゃんと言う動きを残したままの動き。

ほんとに、魅了されました。

先生の方は、双子を思う気持ちを全面に演技に

出ていて声を上げる場面が多かったのですが、どれもどれも感情がとても籠っていて、これだけ言葉に感情を乗せられるってほんとうに凄いなって思った。。!

そんな中マリアとシュラは人間の世界と化け物の世界を行ったり来たり、先生も時間軸や次元までずらされる。

そんな複雑な構造を、彼女達は自身の演技力そして、団結力でやってのけるなんて。僕も演劇をやってる身としては非常に感銘を受けた。

団結力という点では、ピカイチとも言えるだろう。ダンスの時の足の鳴らし方。表情。動き。全てが揃い。完璧に合わさっている。

まさに、阿吽の呼吸とも言えるだろう。

それだけじゃない。同じセリフを同時に言う時のズレ。これは普通生じるものだが、全く無かった。これより、彼女達は我々を楽しませる為。この日の為。来る日も来る日も練習したのだろう。あそこまで綺麗に合わせるには、演者同士の信頼が必要。これは並大抵の事じゃ生まれないもの。それがあるのは、ほんとに素晴らしく思いました。

そして、終盤では分離手術が始まり。

シュラは、「なんの悩みも無く笑うだけの妹自分の死すら気づくまい」と。

残酷な考え方なのに、僕は演技に魅了され賛同してしまった。

手術後、 切り離されたシュラの姿は手術前のかつてのマリアの体になっている。

最初は、喜びを覚えそこからだんだん来る。自分とは何なのか、誰なのか。。

そんな揺れ動く心情を照明。音響。演技で表現されており凄かったです。。

最後になぜ、「半身」じゃないのかと僕は疑問を持ちました。

それは、確かにマリアは自分の1部だが、その反面何を言っても分からない他者であると言うこと。

他者の極致は「神」らしい。

神がどのような思考をしているかは、我々には分からない。

それを、マリアと見立ててみるとマリアも何を考えているか分からない。

つまり「神」と同じ。

だから「半神」なのかなって。思いました。

そんな、深く深くまで作り込まれた作品だろうと僕は思いました。

そんな、結構重たい内容なのだが!なんか不思議と楽しくなる部分も多く!扉を開く音が全部セルフ効果音だったり、杖持って腰悪そうなおばあちゃんが普通にめっちゃ走ってたり笑

特に!「はて?」と「果て」が押韻となっていて!リズミカルなそして、シリアスな雰囲気を醸し出していて聞いていて気持ちよかったです!

そして、それら全てを支えているのは、

照明と音響です。

どちらも、タイミングがぴったしで自然だし。

ついつい、口が開いてしまうほど驚きました。

特定の人物に光が当たり、その瞬間に音楽は止まり、周りの人も止まる。。

そんな3つの水が、三位一体となり海となり、私たちを溺れさせました。

化け物達にあった、照明の光をそれぞれ出したり。部屋を上下のSSを交互に光らせる事で表したりそうして、ここが部屋だぞって言うのを分からせる。視覚的な影響をほんとに研究されているんだろうなって思いました。

照明さんの技術にはびっくりしました。

音響に関しては、自然な入りと終わりで!

何箇所か「あれ、いつ始まった?!」

ってなるほどでした。

これは、音響さんの完全勝利です。

気付かせない程の技術と、音の強弱…

本当に見事でした。

素敵な劇をありがとうございました!

長尾高校3年 M

枚方なぎさ高校を観劇して

7月27日(火)枚方なぎさ高校HPF公演「域地 -ikichi-」を観劇しました。桜塚高校です。

 

 会場に入るとまず、舞台上に散りばめられた装置に目がいきました。中央に吊り下げられた金色のテープや、中央がくり抜かれ、薄い布が掛けられた階段、袖から伸びるロープが印象的でした。

 

 役者の方々の演技が自然で、山の中で道に迷ったという非日常的な場面もとてもリアルに感じました。また、一人一人が自分の中に秘めたことに対して向き合うシーンでは「女3」を演じていた方の演じ分けがすごいと思いました。自殺をお母さんに止められる場面、子供に水をあげられずに探し回る場面、神様を疑ったことがないと嘘をつき、必死に祈りを捧げる場面、自分はただスリルを求めていただけで、死ぬのは嫌だという場面、自然と向き合い、人間は何かを奪わないと生きていけないという場面。どのシーンも追い詰められた状況を繊細に表現していて、その迫力に圧倒されました。

 

 袖から舞台を這うように出てくるスモークと舞台上に置かれた照明が組み合わさって、とても綺麗で幻想的な雰囲気を演出していました。

階段に開けられた穴に仕込まれた照明で紗幕布の奥が見えるようになったり、照明で水の存在を表現したり、テープで木を表現するアイデアは学ぶべきところがありました。

そのほかには音響に力を入れられていると思いました。場面ごとに丁寧にBGMが入れられていたり、雨や滝、雷など様々な音を組み合わせた演出が見ていて飽きることがありませんでした。

 

 バルコニーを使ったり、舞台も広く使っていて今後の参考にしたいと思えることが多い舞台でした。

 

 枚方なぎさ高校演劇部のみなさん、本当にお疲れ様でした。

 

 

桜塚高校 観劇レポート担当 野田 駿太(3年)・鎌田 大雅(1年)