『フエキ りゅーこう』東海大学附属大阪仰星高校 観劇ブログ
豊島高校観劇ブログ2(精華高校)
HPF 豊島高等学校 感想
豊島高等学校さんの「6人のサンタX」
を観劇しました。
精華高校演劇部の小林です。
客入れからクリスマスソングが流れていて
白を基調とした舞台装置が冬を演出していて
8月でも気分はすっかりクリスマスでした。
台本を作り上げていく中で展開されていく、サンタ達のドタバタや、新人サンタの頑張る姿。時を跨いで届けられるプレゼントがもたらす家族愛など、本当に笑いあり、涙ありのとても素敵な舞台でした。後ろには白のレースのようなものが吊られていて、そこに反射した照明の色や音響の音楽により、背景や雰囲気がどんどん変化していくそういった演出にも心踊らされました。役者のみなさんの演技がとても上手くて学年に関わらず、一体感がすごかったです。サンタ達、一人一人の個性もとても面白かったです。後ろの白い幕にイルミネーションが付いてクリスマスのように光った時は「あっ」と驚きました。
生徒さんが書いたとは思えないほど、物語に厚みがあり、驚きました。僕は特にオッサンサンタが面白くて好きです。
豊島高等学校さん、たくさんの感動と笑いを
ありがとうございました。
豊島高校観劇ブログ(精華高校)
HPF 観劇blog
豊島高校演劇部の公演を見て
まず、入った瞬間から世界観が、すごくて、最初後ろのカーテンが、何かわからなかったけど、話が進んでいくにつれて、後ろのカーテンがクリスマスツリーということに気づいた時は、正直驚きました。クリスマスツリーを3枚の布で表現するという発想はすごいと感じました。
劇場に入った瞬間から、クリスマスの雰囲気が、漂っていて、「今日って、クリスマスやっけ?」と感じさせるような、世界観ができていて、ついつい見とれてしまうような感じでした。
パンフレットが、全て手書きで作られていて、ついついページをめくってしまうような素晴らしいパンフレットでした。色も2種類あることに、びっくりしました。
1年生とか2年生とか3年生とか自分には、分からないぐらい皆さん演技がすごく上手くて、世界観にどんどん引っ張って行くような、素晴らしい演技でした。
人数が多いからこそできることを沢山されていて、とても素晴らしかったです。
見ていて、自分たちにも、部員が、たくさん欲しいなと感じました。
また、後ろのカーテンが、曲や、雰囲気によって、変わっていく姿が、とても、良かったです。
曲と踊りがミックスしていたり、雰囲気によって、曲が変わったりするところで、とても感動しました。雰囲気に合わせた曲ばかりで、たくさんの曲が使われていて、世界観を壊さないように後ろで小さく流れていたりするところが、とても感動しました。
舞台の使い方が、とても考えられていて、誰かが動いたら、被らないように動いたりしている所が、凄かったです。
感情によって、間のとり方が違ったり、その役の性格によって、間のとり方が違ったりしていて感情が分かりやすかったです。
思春期の女の子のことを取り上げたこのお話は、親のありがたみとか、親の大切さを改めて感じることが出来るお話でした。
場面が、変わる時、飽きないようにちょっとした工夫をしていたところをみて、私達も頑張らないといけないなと感じました。
小道具も、たくさん使っていて、場面にあった照明を使ったり、場面にあったものを使っていて、すごくその場面が分かりやすくなっていました。小道具をなおす時も、すごくスムーズで素晴らしいなと感じました。
「これって、ほんまに高校生が書いた?」って、思うぐらい素敵なお話でした。
泣く人がいらっしゃるほど、素晴らしいお芝居を見させていただきました。見ている人を自分たちの世界観につれていき、たくさんの人を感動させることが出来る豊島高校演劇部の上演はとても素晴らしかったです。コロナ禍で大変な中ですが、これからも、豊島高校演劇部の活躍を応援しています。素敵な舞台をありがとうございました。
精華高等学校 1年生 慈幸友香
東海大学付属大阪仰星高等学校「今日もいい日だ!」の観劇ブログ
金蘭会高校「半神」7月30日18時の回を観劇して
特に役者達の演技力に凄く驚きました。アリスの子供どころか幼児であるかのように見せられたり、シュラの疲れきった、いや、妹に嫌気がさしたような、それでいて妹を世話する仕草など、動き一つ一つに魅せられ。
他にも怪物たちのそれぞれの性格がはっきりと分かれていたり、しかし叔母達になると同じ役者とは思えない程しっかりと切り替える。
家庭教師と低血圧のおじいちゃんが同一人物という事には最後まで気付けませんでしたが、振り返ってみれば、二人の演技の所々に伏線があったのでは?と思ったり...
そしてその影にとてもレベルの高い音響や照明
音響は当然のように役の邪魔にならないように自然と流れてきて、照明も役者の気持ちをとても際立たせていて裏方をしている身として、開いた口が塞がりませんでした。
個人的に神話の話や次元の話が好きなので、そういう面でもとても楽しませて頂きました!
とても面白く、楽しく、考えさせられる魅力いっぱいの劇をありがとうございました!
薄明かりでのスタートで声だけの演技。すごく印象的でした。声だけなのに迫力がすごく一気に「半神」の世界観に惹き込まれました。
話は結合双生児を中心に展開されていきました。醜いがとても頭は良いシュラと可愛らしい容姿だが赤ちゃんで知能は止まっているマリア。対極に位置するような双子。シュラはマリアでマリアはシュラ、2人で1人の言わばニコイチである。2人で1人なのに孤独ではなくて、シュラの「孤独がほしいひとりになりたい」という気持ちにはすごく考えさせられるものがありました。そんなシュラはマリアの事が嫌いなのかと思っていましたが、お風呂場の外で一緒に座り待っていた姿などを見て仲が良いところも見れて癒されました。
« 1/2+1/2=2/4 »
初めは何を意味するのか全く分かりませんでした。低血圧のおじいちゃんがボケているだけだとそうずっと思っていました。この式はただの計算間違いで話が進む中でそれほど重要ではないのかと思っていましたが何回も出てくるから絶対大事なのだと分かりました。でも終盤まで意味が分からなかったです。そう魅せるのがすごく上手いなと思いました。ボケなどでしっかりと印象付け、最後に双子の頭と足で2/4だと、これが意味していたのはシュラとマリアなのだと最後まで気づかせない演技力。本当に凄いしか言葉が出てきません。
そして、これを意味するのはどちらかしか生きれないということ。9歳11ヶ月のシュラとマリアは一緒に10歳を迎えることが出来ないことを知り、頭も足も2人ともちゃんとあるのになぜか、心臓がひとつしかないから。分離手術で1人しか生き残ることが出来ない。なんて残酷なんだろうと思いました。
話の時々でバケモノと人間の世界を行ったり来たりしているという情景を分かりやすく表現されてました。そこでのダンスは足音や動きがバシッと揃っており、手先まで美しくてすごく魅入ってしまいます。
終盤。分離手術が終わり、生き残ったのはどっちなのかと。手術前はシュラが生き残ると完全に思っていたので、マリアの姿が飛び出してきた時はすごくびっくりしました。
序盤から1番大変なのはセリフがほぼないマリア役をしていた子だなと個人的に思いました。しかし、子供の特徴をとてもよく捉えており、仕草や行動だけで魅せ、本当に9歳だと感じさせられました。いい意味で高校生には全く見えなかったです!(笑)
そして、音響照明もこの世界観を完璧に作り上げていました。
照明のQは考えるだけで頭が痛くなりそうなくらいの量だなと思いました。しかし、タイミングも色使いもすべてに置いて完璧で、いつ変化したか分からないくらい自然でした。本当に凄すぎます!!
音響は、本当にいつ音入ってた!?って思わされるくらいタイミングが自然すぎて何回もびっくりしました。これが本当の役者の感情をMで表すということなのかなとすごく学ばさせて頂きました。わざとSEを使わずお風呂場の扉の音や部屋の扉の音を役者が言っていたのが面白くてとても好きです。
私は金蘭会高校さんの劇を見させて頂いたのは今回が3回目でした。毎回学ばせて頂けることがいっぱいです。
金蘭会高校のみなさん、お疲れ様でした。素敵な劇をありがとうございました!
大阪産業大学附属高等学校HPF公演「花曇り」の観劇ブログ
金蘭会高校「半神」を観劇して(長尾)
今回の作品はとても考えさせられました。
結合双生児と言う2人で1つと言う人間…
その中で醜いが頭の良いシュラととても可愛いが頭が悪いマリアの物語
1/2+1/2=2/4という算数の問題これはただの計算間違いだと、低血圧のおじいちゃんがボケてるだけだと。ただそれだけを表すものだと思っていたのだが、後々分かる。それは2人を表しているということ。
これを気づいた時は、雷に打たれる程の衝撃を受けました。
それを気付かせない。演技力。物語の運び方。
ほんとに言葉にならない程の驚きでした。
これは、結局選ばれるのはどちらか一方という事。彼女たちは9歳と11カ月。 このままでは体の負担が大きくなり、10歳を迎えることができない。救う方法はただひとつ、 分離手術を行うこと。それも、マリアかシュラ、 生き残るのはどちらかひとり、心臓はたったひとつしかないから。そんな中、シュラは可愛い妹を疎みシュラは孤独を知らないからと孤独を欲しいと思うようになる。
ここで僕が驚いたのは2人の演技力だ。
まず、マリアは終始子供のような表情作り。そして、動き。これは本当に凄くて!
セリフの無い間など、子供のように何かに好奇心を持ち触りに行こうとし、動く。そんな動きが高校生にできるものかと僕は思いました。
でも、彼女はやってのけました。
動き方は本当に洗練されており、指先から足まで全部で表現していました。。
そして、シュラはだんだんと頭が良くなって行く様な工程が見て分かるほど、僕達を魅せてくれていました。
そして、頭が良くなってしまったから出てくる「なんで私は孤独になれないんだろう」
と言う疑問。それを全力で私たちにぶつけてくれる彼女の演技に僕はもうこの世界に引きずり込まれてしまっていました。
2人で座っているシーンでは、姉が妹の面倒を見ていて、見ていてほっこりしたし。
あ、仲良いんだなってわかりました。
そこで出てくる先生は実は低血圧のおじいちゃんと同一人物で、それは最初全然気づかなかったが、よくよく考えてみれば。2人の発声の仕方など似ていてそこまでこだわっているのかなって思った。
2人の演技は、ほんとにレベル高かったです。
低血圧のおじいちゃんの方は、表情と動き方。おじいちゃんと言う動きを残したままの動き。
ほんとに、魅了されました。
先生の方は、双子を思う気持ちを全面に演技に
出ていて声を上げる場面が多かったのですが、どれもどれも感情がとても籠っていて、これだけ言葉に感情を乗せられるってほんとうに凄いなって思った。。!
そんな中マリアとシュラは人間の世界と化け物の世界を行ったり来たり、先生も時間軸や次元までずらされる。
そんな複雑な構造を、彼女達は自身の演技力そして、団結力でやってのけるなんて。僕も演劇をやってる身としては非常に感銘を受けた。
団結力という点では、ピカイチとも言えるだろう。ダンスの時の足の鳴らし方。表情。動き。全てが揃い。完璧に合わさっている。
まさに、阿吽の呼吸とも言えるだろう。
それだけじゃない。同じセリフを同時に言う時のズレ。これは普通生じるものだが、全く無かった。これより、彼女達は我々を楽しませる為。この日の為。来る日も来る日も練習したのだろう。あそこまで綺麗に合わせるには、演者同士の信頼が必要。これは並大抵の事じゃ生まれないもの。それがあるのは、ほんとに素晴らしく思いました。
そして、終盤では分離手術が始まり。
シュラは、「なんの悩みも無く笑うだけの妹自分の死すら気づくまい」と。
残酷な考え方なのに、僕は演技に魅了され賛同してしまった。
手術後、 切り離されたシュラの姿は手術前のかつてのマリアの体になっている。
最初は、喜びを覚えそこからだんだん来る。自分とは何なのか、誰なのか。。
そんな揺れ動く心情を照明。音響。演技で表現されており凄かったです。。
最後になぜ、「半身」じゃないのかと僕は疑問を持ちました。
それは、確かにマリアは自分の1部だが、その反面何を言っても分からない他者であると言うこと。
他者の極致は「神」らしい。
神がどのような思考をしているかは、我々には分からない。
それを、マリアと見立ててみるとマリアも何を考えているか分からない。
つまり「神」と同じ。
だから「半神」なのかなって。思いました。
そんな、深く深くまで作り込まれた作品だろうと僕は思いました。
そんな、結構重たい内容なのだが!なんか不思議と楽しくなる部分も多く!扉を開く音が全部セルフ効果音だったり、杖持って腰悪そうなおばあちゃんが普通にめっちゃ走ってたり笑
特に!「はて?」と「果て」が押韻となっていて!リズミカルなそして、シリアスな雰囲気を醸し出していて聞いていて気持ちよかったです!
そして、それら全てを支えているのは、
照明と音響です。
どちらも、タイミングがぴったしで自然だし。
ついつい、口が開いてしまうほど驚きました。
特定の人物に光が当たり、その瞬間に音楽は止まり、周りの人も止まる。。
そんな3つの水が、三位一体となり海となり、私たちを溺れさせました。
化け物達にあった、照明の光をそれぞれ出したり。部屋を上下のSSを交互に光らせる事で表したりそうして、ここが部屋だぞって言うのを分からせる。視覚的な影響をほんとに研究されているんだろうなって思いました。
照明さんの技術にはびっくりしました。
音響に関しては、自然な入りと終わりで!
何箇所か「あれ、いつ始まった?!」
ってなるほどでした。
これは、音響さんの完全勝利です。
気付かせない程の技術と、音の強弱…
本当に見事でした。
素敵な劇をありがとうございました!
長尾高校3年 M